ファイヤーキングのマグカップは一度使うと手放せない逸品
一応、アンティークを扱う商売をやっているので、身の回りを見渡してみるとそれっぽいもの(ゴミじゃないよ)がゴロゴロしています。もともと、古いものを集めるのが趣味みたいなものなので、今日から少しずつ、このブログで紹介していきたいなと思います。
ということで、今回は私が毎日愛用している、「ファイヤーキングのマグカップ」についてご紹介します!
ファイヤーキングて何?
事務所にて Photo by Akira
そもそも、ファイヤーキングて何?という方が多いと思いますので、少し解説します。
ファイヤーキングというのは、1940年〜1986年までアメリカのアンカーホッキング社という会社の耐熱ガラスブランドです。
その中でも特に有名なのがミルクガラス製の食器で、柔らかいぽってりしたフォルムと独特の質感が特徴で、耐久性が高く、アメリカの多くの家庭や飲食店などで愛されてきた食器です。
耐熱ガラスなのでオーブンなどにも使えるため、一般家庭用の食器として広く愛されてきたファイヤーキングですが、実は製造には非常に大きなコストがかかるため、惜しまれつつも1986年に製造が中止されました。
ミルクガラスの製造はとても難しく非常にコストがかかります。通常のガラスは1500度で溶解しますが、ファイヤーキングのように耐熱ガラス(ホウケイ酸ガラス)となると2000度以上での管理が必要なため、現在では考えられないほどの贅沢な作りでした。
しかし、「良いモノ」というのは製造が中止されても、愛され続けるものです。
特にファイヤーキングはカラーバリエーションが豊富で、多くの企業とのコラボ品などもあり、製造が終了された後、コレクションする人が続出したのです。その中でも特に有名なのがヒスイ色をしたジェダイというシリーズです。当時アメリカではオリエンタルブームがあり、中国で最も高価とされる翡翠の色が注目され、ヒスイ色の食器が製造されたのです。
こういう色のマグカップ、皆さんも、どこかで一度は目にしたことがあるのではないでしょうか?
photo by nattyq2
ファイヤーキングはジェダイだけでなく企業ロゴやキャラクターがプリントされたものも数多く製造されたため、製造が終了しても人気が衰えることはありませんでした。むしろその多様なラインナップがマニア心をくすぐり、瞬く間に食器からコレクター品へと昇華されることとなりました。ジャンルでいうとアメリカンビンテージ雑貨という位置付けですね。
もちろんコレクターだけでなく、今でも食器として愛用されている方も多いです。
芸能人ですと安田美沙子さんでしょうか。以前テレビでファイヤーキングの食器を紹介してましたね。ご自宅にかなりたくさんファイヤーキングの食器があるそうです。インスタでも紹介したりしていますね。
ちなみに、私の場合もコレクションではなく、完全に普段使い用です。
事務所のマグカップとして使ってます^^
ファイヤーキングはどこで買えるのか?
ファイヤーキングの食器は意外とどこでも売っています。私が今使っているオレンジのカラーマグは、実はリサイクルショップで買いました。しかも、かなりの掘り出し物で普通に食器が雑然と並んでいる中から発見して、値段を見たらビックリ!!なんと50円で売ってました笑。
偽物かと一瞬思いましたが、底の刻印を確認してみるとしっかりとファイヤーキングのバックスタンプがあったので嬉々としてレジに持って行ったのを覚えています。
本物は食器の底にバックスタンプ(刻印)があります。 Photo by twin72
もちろん、こういう例はかなり稀なので参考には全くならないのですが、リサイクルショップなどではショーケースなどに入れられて売っていることが多いです。安いものだと2000〜3000円くらいでマグカップとかは買えますね。レア品とかになってくると数万円単位のものもあります。あと、フリマとかでもよく見かけますね。
ただ、先に述べたように、ファイヤーキングは種類が豊富です。自分の好みに合うものを買いたいという方は専門店などで、お気に入りの逸品を探してみると宝探しみたいで楽しいと思います。
こちらのお店は専門店としてかなり有名なところです。
ネットショップだけでなく高円寺に店舗もあります。私も何度か足を運んだことがありますが、本当にたくさんの食器が並んでいて、見ているだけで楽しくなります。
インスタグラムをみてたら欲しくなってしまいますね笑。
あと、今調べてたらこんなカフェも見つけてしまいました。
こちらのカフェ、場所は代々木上原です。私は行ったことはありませんが、一見した感じ、かなりオシャレですね。カウンターにジェダイが整然と並べられていて、素敵です。
よく見ると手前にSnap-onのツールボックスも映ってますね!
ファイヤーキングだけでなくSnap-onも好きなので個人的にこのショットはたまらないです。ちょっとマジで行ってみたい。
今度足を運んでみます笑。
まとめ
さて、どうでしたでしょうか。
「コーヒーが飲めればマグカップなんてなんでも良いよ」という人も多いかと思いますが、実際にファイヤーキングのマグカップを手にとってみるとそんなこと言えなくなると思いますよ。見た目も可愛いですし、何ともいえない温かみは使ってみないとわからないですからね。
お気に入りのマグカップが欲しいと言う方は、ファイヤーキングがオススメです。ぜひ参考にしてください!
愛用のマグカップとともに Photo by Akira