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2018-02-23

次はどれがアニメ化されるのか?絶対に読んでおくべき異世界転生漫画おすすめランキング【マンガ・異世界召喚・なろう系コミック】

ここ最近アニメや漫画、ラノベ業界で話題になっているのが「異世界転生もの」。元々は「小説家になろう」(『君の膵臓をたべたい』などが投稿されていたサイト)などの Web 小説でよく設定として用いられていたモノだったのですが、サイト内で人気が出た作品が書籍化され、コミック化やアニメ化を経て次々に話題になり、今では「異世界転生もの」は一大ジャンルとして確立されるようになりました。ネットでは「異世界転生」「異世界召喚」または「なろう系」とも言われています。

「異世界転生もの」の設定を一般の方に説明する場合、一番わかりやすい例をあげるのであれば「仁-JIN」ですかね。

異世界ではありませんが、現在の医学の知識を持って過去にタイムスリップし活躍するまさに展開としては異世界転生系の展開そのままと言えるでしょう。

「異世界転生もの」の王道パターンは、主人公が異世界に飛ばされ(もしくは転生し)現代知識や転生した際に与えられたチート能力を駆使して、ガンガン無双するいわゆる「俺TUEEEE」展開が一般的です。はたから見ると「どれも同じような内容で、展開もストーリーも全部同じやんけ」とよく言われるのですが、実は作品ごとに個性があり、作者の方たちが読者に飽きが来ないように やりつくされたかのように思われる展開に、様々な工夫を凝らせてストーリーに膨らみをもたせています。今回はそんな「異世界転生もの」の中からコミックに焦点を当て、私なりに面白かったものをランキング形式でご紹介できればと思ってます。

異世界転生ものコミックランキング

第10位 転生したらヤムチャだった件

その名の通りドラゴンボールの世界に入り込みヤムチャに転生してしまったという話。

ヤムチャといえばドラゴンボールの中でも最も最弱のキャラクターで、ネット上でも何かと名前が上がってくるキャラクターですが、そんなヤムチャに転生してしまった主人公がドラゴンボールの知識を元にヤムチャで無双するという話。ドラゴンボールが好きなら絶対に面白いと言える一冊。

こちらにもレビューをあげているので、もっと詳しく知りたい方はご覧ください。

ヤムチャの戦闘力が高すぎる笑!「転生したらヤムチャだった件」はDBファンなら絶対に読んでおくべきオススメマンガである【漫画感想・レビュー】

第9位 盾の勇者の成り上がり

異世界に四聖勇者(剣・槍・弓・盾)の中の盾の勇者として魔物を倒すため召喚されたのですが、剣や槍、弓に比べると盾の勇者は攻撃もできず、優遇どころかぞんざいな扱いを受ける始末。ハズレ勇者として、国王を始め他の冒険者たちからもひどい扱いを受けたり冤罪を被せられるなど散々な目に合います。しかし、そんなどん底の状態から自分を陥れてきた奴らを見返すため強くなっていき、だんだん他の勇者たちよりも強くなっていく…そんなストーリーです。

主人公は最初は普通なのですが、ぞんざいな扱いを受けたりして人間不信になっていき、どんどん主人公の性格がスレていきます笑。個人的には中盤以降から天敵とも言える国王の娘に復讐していくところとかがスカッとして面白いです。

【追記 2018年 3月】

こちらはすでにアニメ化が企画されるようですね。2017年の夏にアメリカのロサンゼルスで開催された「Anime Expo 2017」にてアニメ化の発表がされたそうです。

アニメ「盾の勇者の成り上がり」
監督:阿保孝雄
シリーズ構成:小柳啓伍
キャラクターデザイン:諏訪真弘
アニメーション制作:キネマシトラス
(C)アネコユサギ/KADOKAWA/盾の勇者の製作委員会

第8位 月が導く異世界道中

異世界に勇者として召喚されるものの、女神に「顔が醜いから」という理由でその世界の人間と交流を禁止され、異世界の果てに捨てられるというところから話が始まります。一般的な異世界転生ものとは異なり、まず人間とコミュニケーションが取れないところがポイントで、その代わりにモンスターや魔獣、亜人、妖怪などと交流し、仲間を増やしていきます。ちなみに、主人公は最初からかなり強く、どんな化け物でも倒してしまうという感じです。

原作は読んでいないので分かりませんが、今後はおそらく人間と交流を図るようになり、仲間である魔物と人間が共存できる道を探していくという展開になるのかと思います。

第7位 蜘蛛ですが、何か?

女子高生が蜘蛛に転生するという、ちょっと異色の異世界転生物語です。

スライムやゴブリン、ドラゴンなどに転生するという話はありますが、虫(というか蜘蛛)は珍しいですよね。しかも主人公が男ではなく女子高生というところも、他の異世界転生とはちょっと毛色が違います。ただ、話の展開は一般的な異世界転生の王道に近いものがあり、最初は弱い蜘蛛から始まり、様々なモンスターを倒していくことでチート能力を身につけ超強くなっていく無双展開となります。原作もなかなか面白いです。

第6位 幼女戦記

これはアニメ化もされた傑作です。

徹底的な合理主義者のサラリーマンが部下から恨みをかい、殺されて異世界に幼女として転生するという話。「おっさんが幼女に転生」と話を聞くだけだとなんとも色物っぽい感じはしますが、話自体はコミカルというよりも軍事色が強いなという印象。戦記というタイトル通りメインは戦争の話です。

主人公は9歳の幼女なのですが、軍人です。しかもただの軍人ではなく、非常に強い魔力を持ち「白銀」という二つ名まで持っているエリート軍人です。チート能力で無双するシーンもありますが、どちらかというと部隊を率いるリーダーでとしてであったり、または軍内部での政治的な活躍など、王道的な「異世界転生もの」にはない主人公の活躍が描かれていて見応えがあります。

異世界の雰囲気は一般的な中世ヨーロッパ風ではなく、第一次世界大戦と第二次世界対戦をごっちゃ混ぜしたヨーロッパといった感じです。ただもちろん、魔法が存在している世界なので、SF 的な要素もいい感じでミックスされています。

ちなみに「幼女戦記」の主人公ターニャ・デグレチャフは愛らしい容姿をしてはいますが、このアニメの中に萌え要素はありません笑。

第5位 デスマーチから始まる異世界狂想曲

王道の「異世界もの」ストーリーと言う印象です。

突然自分が作っていたゲームの世界に入ってしまった主人公の視点でストーリーが展開されていきます。最初はレベル1からスタートするのですが、 ゲームの設定で初回に3回だけ使える究極魔法「流星雨」を試しに使ってしまい、 レベル50以上のモンスターを一度に倒してしまった結果、 棚ぼた的にいきなりレベル310という驚異的な強さを得てしまうという始まりです。完全に「俺TUEEEE」設定、かつ異世界召喚にありがちな王道な展開も散見されるのですが、しっかりとストーリーも作りこまれているので、見応えも十分の作品です。

こちらの作品は今期アニメ化されてますね。原作や漫画に比べるとアニメの方は少し飛ばしている部分もあり、辛辣なレビューが多い気がしますが、漫画はなかなかですのでぜひチェックしてみてください。

第4位 無職転生 – 異世界行ったら本気だす –

現代日本に暮らす20年近く引きこもる34歳無職の男は、両親の葬式に参列しなかったことが止めとなり、兄弟に見限られて家を追い出されてしまう。家を出た途端、トラックに轢かれそうになっていた高校生3人を助けようとして事故死した。ところが目が覚めた時、彼は赤ん坊になっていた。そして剣や魔法を目の当たりにし、異世界に転生したことに気づく。 パウロ・グレイラットとゼニス・グレイラットの子供、ルーデウス・グレイラットに転生した男は前世での後悔を振り返り、魔法を覚え、家族を大事にし、懸命に生きて、前世のトラウマを乗り越えて成長していく。Wikipediaより

なろう系の代表的作品です。

これは私が原作を読んだ上で漫画を読んでしまったため、1位ではなくこの順位になってしまったという感じです。というのも、この作品は「小説家になろう」で殿堂入りと言ってもいいほどの代表的作品でありまして、原作の小説のイメージが強い人が多い。そのため自分の中で勝手にキャラクターのイメージがあるため、コミックを読んでいて違和感を感じるところがちょっとあったりもします(例えばルイジェルドとか…)。でも、やはりストーリーの展開は秀逸で、スピード感もある話なのでおすすめの作品です。

話の流れとともに、主人公であるルーデウスも子供から大人へと成長していきますので、この先の展開も楽しみです。

第3位 Re:Monster

主人公は異世界の弱小種族ゴブリンの赤子に転生してしまった。しかし、前世で持っていた特殊能力と知識を用いて、仲間と共に成り上がっていく。Wikipediaより

意外にもこの作品が2位にランクインしました。理由としては主人公が強くなっていく過程が面白いから。

モンスターであるゴブリンが少しずつ強くなって行き、レベルアップを経て最終的にはとんでもないモンスターになっていくそんなストーリー展開です。キャラクターがゴブリンなのであまり画的に受け付けない人もいるかもしれませんが、レベルアップしていくうちに徐々にゴブリンから人間に近いような形態になっていくので、読んでいてもそこまで違和感はないと思います。

最弱の子ゴブリンから徐々に強くなっていく過程はとても面白いですし、周りの仲間たちもどんどんレベルアップして、進化していくというストーリー展開が気に入ってます。

第2位 ゲート 自衛隊 彼の地にて、斯く戦えり

突如銀座に「門」(ゲート)が開き、 モンスターを引き連れた軍勢が現れた。彼らは民間人を無差別に殺害し屍の山を築くが、自衛隊や警察の応戦により敵軍勢は壊滅、兵の1割を捕虜とすることで事態は収束を迎えた(銀座事件)。特地(特別地域)と名付けられた門の向こうに膨大な資源が存在する可能性を知った日本政府は、自衛隊を特地に派遣。主人公の伊丹耀司率いる第三偵察隊は、植生や動物・地質等よりも異世界の人々との交流に重点を置くことで、自衛隊にとくに警戒心や敵意を抱いていない現地の住人と良好な関係を築いていく。Wikipedeiaより

異世界転生とはちょっと違うのですが、異世界と現代の世界が扉で繋がるという話です。

そしてそこで活躍するのは自衛隊。そんな話です。剣と魔法の世界と現代世界がどのように折り合いをつけて共存していくのか、その展開を見ていくのがとても楽しいです。 主人公はオタクでファンタジーの世界に詳しい自衛隊員伊丹耀司、彼が異世界で自衛隊の力(兵器的な力)とオタク知識とをうまく合わせて活躍していく様が非常に面白い。

個人的にはファンタジー世界に馴染みのない一般社会で、オタク知識が重宝されるようになるというのは見ていてとても痛快でした。

ゲートはアニメも高評価でしたね。バトルシーンもかなり迫力があってすごく面白かったです!個人的にはロウリィの戦闘シーンは鳥肌ものでした。

第1位 転生したらスライムだった件

通り魔に刺されて死んだ会社員、三上 悟(みかみ さとる)は、異世界の洞窟でスライムとして転生した。スライムとして転生した異世界の洞窟で「ヴェルドラ」と名乗る巨大な竜と出会い、ヴェルドラは主人公にリムルの名を贈り、主人公はヴェルドラと自分に「テンペスト」のファミリネームを名づけて友達となった。Wikipediaより

先ほどはゴブリンでしたが今回はスライムに転生するというお話。

誰でも知っている最弱のモンスターであるスライムに転生し、そこで最強のドラゴンと友人になり力をつけていき、どんどん強くなっていくという展開です。こちらもありきたりな「異世界転生もの」の王道パターンではありますが、ストーリーがしっかりと作られており、読んでいて飽きることがありません。また、主人公が最強でガンガン無双していくシーンもありますが、個人的には仲間を増やして街を作ったりや国を作っていったり、といった内政的なストーリーも豊富で好きです。レビューも全体的に高いですし、読み応えも十分。

「『異世界転生もの』でお勧めは?」と聞かれたら、まず最初にこれを挙げると思います。

まとめ

いかがでしたでしょうか。

主人公が異世界に飛ばされ、 その世界で現代知識や与えられた能力をフル活用し大活躍していく、大体がそういった設定で同じように物事は展開されていくのですが、作品ごとに制限であったりとか工夫があり、どの作品も読んでいて飽きることはないのがこの異世界転生系のストーリーのいいところだと思います。

似たような話だけど全然違う、この手のストーリーが好きな人はどの作品を読んでも面白いと感じることができるのではないでしょうか。

まだ見たことがない方はぜひ参考にしてください。

異世界転生やファンタジーものがあんまり得意じゃないなと感じる方でも、転生したらヤムチャだった件はちょっと毛色が違うので騙されたと思って読んでみることをお勧めします。


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