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2016-11-30

物理的に音楽を買う!この時代になぜアナログレコードに魅力を感じるのか?!

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もともとは家にあったレコードを売ろうと、検品のためにレコードプレイヤーを購入したのですが、古いものが好きな私はやはりレコードにもまんまとはまってしまうこととなりました。最近では海外のネットオークションをチェックしては、廃盤のレコードを買い漁ることもしばしば。

「音楽なんてダウンロードすれば良いじゃん!」という声があがるのは承知の上で、それでもレコードにはこんな魅力があるよということを、今回は紹介してみたいと思います。

レコードの魅力① しっかりと音楽を聴ける

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いきなり意味不明ですみません笑。

あたりまえですが、ダウンロードしたものでも音楽はしっかりと聴けます。

ただ、レコードはほかのメディアよりも色々と手間が多いので、何か作業をしながらというよりも、椅子に座って「さぁ、これから音楽を聴くぞ!」という気持ちで楽しむことが多いです。レコードはA面B面を裏返したり、針を置くなど、音楽を聴くための「手間」が必要です。仕事中、Youtubeやituneなどで音楽を流しながら作業をしているのですが、レコードで同じことをしていると何回か立ってレコードを裏返したりするので、少々めんどくさい。結局、レコードを聴く時は、休憩中にして作業時のBGMはPCという住み分けができました。

「手間」というと、なんともネガティブな印象なので、言い方を変えるとすれば「儀式」ですね。指紋がつかないようにジャケットから丁寧に取り出し、レコードの上にゆっくりと針を置く。そんな「儀式」を経て音楽を聴いてみると、なんだかとても神秘的で、時間をとって「音楽を聴こう」という気持ちにさせられます。

レコードの魅力② コレクション欲を満たすジャケット

「ジャケ買い」という言葉はもはや死語になりつつあるのかもしれませんが、それでもジャケットはレコードの魅力の一つです。かっこいいジャケットは所有欲をがっつりと満たします。ダウンロードやストリーミングで音楽を購入しても、データが手に入るというだけなので、物理的に所有欲を満たすという意味ではなんだか物足りないですよね。(もちろん、物理的に所有欲を満たしすぎると家族に怒られるのですが)

deceptive bendsイギリスのデザイングループピプノシスが手がけたDeceptive Bendsの「愛ゆえに」

レコードのジャケットはインテリアにする方もいるくらい、おしゃれなデザインが多いです。物によってはレコードというよりも、アートを買う感覚に近いレコードもあるくらいです。数十年前のデザインなのにもかかわらず、今でも新しさを感じるようなセンスの良いジャケットを目にした時「この中にどんなヤバい曲が入っているのだろうか…」と胸に期待が高まって衝動買いしてしまうのが「ジャケ買い」です。もちろん中身も素晴らしいものもあるし、見掛け倒しのレコードもあります笑。でも、中身だけでなく外見でも勝負ができるレコードは、データにはない魅力と言えるのではないでしょうか。

レコードの魅力③ 音から伝わる温かみのあるアナログ感

正直、音質とかそういう話は難しいですし、私はそこまで耳が良いわけではないので、レコードを初めて聴いた時に感じたことだけ話をさせていただきます。

dscf2886私の初めてのレコード Amy Winehouseの「Back to Black」

私が初めてレコードを聴いた時の驚きは今でも覚えています。レコードに針を置いてプスプスとノイズが入り、突然伸びのある音が耳に入ってきた瞬間、ハッとしてしまいました。生音のような豊かな温かみのある音。何故かはわかりませんが、この時に今までの音楽メディアからは感じることができなかった、ノスタルジーな感覚に陥ってしまったのです。私はレコード世代ではなくCD世代の人間なので、レコードで音楽を聴いたことはないはずなんですけどね。初めてのレコードの音に懐かしさを感じるという、今思うと随分とちぐはぐな体験でした。

それにしても、レコードの音はすごく不思議です。針がレコードの溝をなぞって音を出すからなのか、なんだか物理的に音を感じるような気がします(あくまで気持ちだけだと思いますが)。一説ではアナログレコードはCDよりも音質が良いと言われているようですが、正直私はそこまで音質に詳しいわけではないのでわかりません(スピーカーもかなりケチって買ったくらいなので笑)。ただ、CDやダウンロードにはない、グッとくる感覚がレコードにはありますね。

音質云々よりも、このグッとくるかどうかという点は音楽を聴く上ではとても重要な気がします。そういう意味で、レコードは他のメディアにはない魅力を感じさせてくれます。

まとめ

いかがでしたでしょうか?

あくまで個人的な見解ですが、レコードは現代ではすごく贅沢な代物となってしまったのではないかと感じています。音楽を聞くだけであればPC一つあれば聞くことができます(私も普段はPCからスピーカーを通して音楽を聴いてます)。わざわざプレイヤーやスピーカーを揃え、「儀式」をこなしながら、ゆっくりと音楽を聞くためだけに時間を使う。それがレコードです。贅沢ではありますが、1日の中でレコードをゆっくり聴く時間をあえて作ることで、心の中にゆとりができるような気がします。「いや、そんなことよりお前は仕事をしろよ!」と思う人も、一定数いるとは思いますが…笑。

懐古主義的に古いものが素晴らしいと言うつもりはないですが、新しいものや簡単なものが選択肢の全てではないのだなということを、レコードを聴くたびに改めて考えさせられますね。

皆さんも、レコード検討してみてはいかがでしょうか。


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